コンビニは客数を失い客単価で稼ぐ構造に——ファミマは既存店客数が14カ月連続減、9月は大手5社で客数が2〜6%減でも売上は増
情報源:https://www.ryutsuu.biz/strategy/s101445.html
収集日:2026年10月17日
スコア:インパクト18 / 新規性14 / 衝撃度8 / 根拠12 / 実現性15 = 67点
変化の核心:『近くて便利』で客数を集める前提が、ドラッグストア等の値ごろ感に崩され、客単価と発注最適化で稼ぐ形に移っている。
概要
ファミリーマートの既存店客数は2025年8月から14カ月連続で前年割れとなった(上期▲2.6%、日商は+0.2%)。9月は既存店売上がセブン+0.5%・ファミマ+1.6%・ローソン+2.0%・ミニストップ+0.2%と伸びたが、客数は▲4.1%・▲4.6%・▲2.3%・▲6.5%だった。ファミマはドラッグストアやミニスーパーの値ごろ感が定着したと説明している。
何が新しいか
比較の基準は前年同月との客数比較である。売上は伸びても客数が減るため、客単価の上昇が売上を支えている。ローソンはAI発注等で平均日販60.8万円と過去最高を記録した一方、ミニストップは通期50億円の純損失予想と、各社の明暗が分かれている。
なぜまだ注目されていないか
売上が伸びているため、客数の減少は見えにくい。既存店売上のプラスという見出しの陰で、客数が2〜6%減っていることは見落とされやすい。本稿は流通専門媒体と企業発表に基づく。
実現性の根拠
根拠は流通ニュースが報じた各社の月次数字と、企業の説明である。ファミマの14カ月連続の客数減、9月の各社の客数・売上の数字が公表データとして確認できる。ローソンの日販やミニストップの損失予想も企業発表に基づく。
構造分析
『近くて便利』で客数を集める前提が、ドラッグストア等の値ごろ感に崩されている。客数が減る中で、客単価と発注最適化で利益を作る構造への移行が進む。日本固有の含意として、加盟店利益の減少(ファミマ)と本部利益の過去最高が併存し、フランチャイズの利益配分が論点になる。
トレンド化シナリオ
今後1〜3年の見立てとして、客数減が続けば、各社は客単価の向上とAI発注などの効率化をさらに進める可能性がある。加盟店と本部の利益配分の見直しが議論になるかもしれない。業績の差が広がれば、業界再編の動きにつながる可能性もある。
情報源
https://www.ryutsuu.biz/strategy/s101445.html

