Instagramが最長90分の横長動画「Features」を米国・ブラジルで試験——短尺を競ってきたSNSの流れに逆行し、YouTubeの長尺領域へ
情報源:https://techcrunch.com/2026/10/26/watch-out-youtube-instagram-goes-from-short-form-to-90-minute-videos/
収集日:2026年10月28日
スコア:インパクト18 / 新規性14 / 注目度0 / 衝撃度8 / 根拠11 / 実現性11 = 62点
変化の核心:短尺一辺倒だったSNSの動画戦略が、短尺を入口にして長尺本編へ送る設計でYouTubeの領域と競合する方向へ振れ始めた。収益分配の仕組みがないことが、クリエイター移行の壁として残る。
概要
Instagramは10月26日、最長90分の横長動画フォーマット「Features」の試験を発表しました。ブラジルでの先行テストに続き、米国の一部クリエイター(ポッドキャスト、コメディなど)で開始しています。長尺の一部をReelsにして本編へ誘導する「Clips as Reels」も試験し、TVアプリでの視聴も拡充するとしています。
何が新しいか
責任者のモッセーリ氏は、共有やDMが生まれやすい短尺を理由に長尺回帰に長く反対してきたと認めています。それでも長尺に踏み出した点は、各SNSが短尺に集中してきた流れに逆行する動きです。ただし2018年のIGTVで長尺を試して撤退した経緯があり、全く新しい方向ではありません。
なぜまだ注目されていないか
経済ニュースではプラットフォームの機能変更は、広告・収益の文脈でしか扱われにくい可能性があります(未測定)。まだ試験段階で、提供対象は米国・ブラジルの一部クリエイターに限られ、利用データも公表されていません。
実現性の根拠
当事者(モッセーリ氏)の発表で、提供範囲と試験段階であることはTechCrunchのほか、The Hollywood Reporterなど独立した複数媒体で一致して報じられています。試験は既に2市場で稼働しています。一方、広告収益分配の有無、試験の対象人数、本格提供の時期は未確認です。
構造分析
YouTubeのような広告収益分配は未発表で、Metaはブランド・ファン・Instagram経由の収益化を検討中とされています。この仕組みがないことが、クリエイターが長尺の主戦場を移す際の壁になります。短尺を入口に長尺へ送る設計は、クリエイター経済とテレビ・配信との競合構造に影響します。
トレンド化シナリオ
今後1〜3年では、収益分配の仕組みが導入されるか、試験が本格提供に進むかが分岐点です。クリエイター収益や広告枠の長尺化が進めば、テレビ・配信との競合が顕在化します。次回確認日は2026年11月10日です。

